起立性調節障害って病院の何科を受診すれば良いの?(小児科+○○科がおすすめ)

起立性調節障害って何科を受診すればいいのかしっていますか?
小児科が専門医との話ですが、私のブログでは
小児科を受診しながら、並行して治療に通う
もう一つおすすめする内科があると考えています
(`・ω・´)

 

朝起きられない子供の割合
(中学生や高校生に多い朝起きられない病気「起立性調節障害」)

 

起立性調節障害にかかっているかどうかのチェックリストも掲載しています
自分が本当に起立性調節障害なのか?や
もしそうならどうやって何科に行ってどうのように治療すればよいのか?を参考にしてください

 

それ、本当に起立性調節障害?

だるいのは甘え

最近は朝起きれない子供さんが増えているようで
そういったお子さんは、自分が朝起きられないことを

「自分が病気だからではないのか?」
「病気だから朝起きれないんだ、仕方ないよね~」なんて
なんでもかんでも病気のせいにしてしまう方もいるようです
いわゆる、甘えってやつです(笑)

確かに朝起きれなくなる病気というのは存在します
この記事で紹介している起立性調節障害もその一つ
午前中に吐き気やめまい、頭痛など体調不良を起こす
中学生・高校生の思春期の子供に多い病気です

起立性調節障害にかかると病的なレベルで
朝起きたとき~午前中に具合が悪くなり、普通の日常生活を送ることができなくなります
しかし、周りから病気の理解が得られることは難しいのかもしれません
起立性調節障害の症状は1日中起こり続けるわけではなく
夜になるにつれ症状が治まっていく(元気になる)といった特徴があります

この特徴のせいで、親など本人以外の周りの人からは
「怠けている」「甘えている」「起きれないのは気持ちの問題」
・・・と、本人のやる気に問題があるように見えてしまうので
周りの方から理解されず、病気に困っている本人はとっても辛い気持ちになります
(´・_・`)

朝起きれない子供が「病気のせいだ~」なんて言ってるのは
100%、本人の生活習慣が悪かったり、ずっと寝てたいという気持ちの問題ですが
起立性調節障害にかかってる子供が午前中具合が悪いのは
気持ちの問題でどうにかなるものではありません

自律神経の病気なので、自分の意思ではどうにもならないことなんです

 

アナタは自分の心臓を自分の意思で止められますか?
そして、心臓を止めた状態で動くことができますか?
起立性調節障害も根性とかやる気でなんとかなるレベルではありません
それほど深刻な症状を持つ病気です

起立性調節障害になりやすい子供

起立性調節障害は遺伝する

 

統計では、子供の5~10%が起立性調節障害にかかっている疑いがあるとされていますが
どうやら起立性調節障害は遺伝するようで
起立性調節障害にかかっている子供の親も
若い頃は起立性調節障害になっていた(今もなっている)場合が多いとされています
(特に、母親が起立性調節障害になっている場合が多い)

でも・・・決して、遺伝だけが原因で起こる病気ではありません
自律神経の調節が適切にできない病気なので
自律神経の乱れを引き起こすような生活や食生活をしている子供がなりやすいと考えられます

 

起立性調節障害になりやすい子供
・10歳以上~18歳の子供に多い
・女子に多い
・親(特に母親)も起立性調節障害にかかっていた
・夜更かしをよくする
・甘いものが大好き
・寝る直前までスマホ&ゲームをする

まずは起立性調節障害の症状をチェック

 

自分が本当に起立性調節障害にかかっているのか?まずは下の画像をご覧下さい
起立性調節障害の代表的な症状が書かれたチェックリストです

 

起立性調節障害チェックリスト
引用元:アイさくらクリニック
(チェックリストの中で、3つ以上当てはまる子供には適切な対処が必要!)

上の起立性調節障害チェックリストの項目は
起立性調節障害の子供によく見られる身体症状です
(小児心身医学会のガイドラインに沿ってます。大人の起立性調節障害の判断にも使う)
チェックリストの項目のうち、3つ以上の項目が自身に起こっているなら
起立性調節障害の疑いがあるとされています

 

※起立性調節障害の症状の重さには個人差があります
(病気の深刻さと同じです)
症状が重い人は、立っていると気持ち悪くなり酷くなると失神しますが
症状が軽い人なら、1時間くらい立っていても「ちょっとしんどい」程度で済むと思います
本当は起立性調節障害にかかっていなかったとしても
自分で、紹介したチェックリストの項目に3つ以上該当すると感じたら
病院に行って相談してください。
(健康保険はみんな払っているだろうから、積極的に病院を使わないと損ですよ!)

起立性調節障害って何科を受診すれば良いの?

起立性調節障害の専門は小児科

 

起立性調節障害の専門医は「小児科」です
もし、起立性調節障害の相談に行くなら
中学生・高校生~大人でも小児科を受診してください

(小児科は大人でも受診できます。風邪とかの診断もしてくれますよ)

また、起立性調節障害の診断は小児科だけに限りません
自律神経系の病気なので、内科(神経内科が1番近い)でも診てくれますし
精神科(心療内科)でも症状の診断はしてくれます

起立性調節障害は内科ならどこに言っても
基本的に診てくれるんですよね~
あくまで「専門医は小児科」というだけです

 

起立性調節障害は大人でもなります!
そのような方で、起立性調節障害の治療を受けたい方は
「恥ずかしいから・・・」なんて言わずに
気軽に小児科を受診してくださいね
病気の治療に恥ずかしいもクソもありません
男性が産婦人科に行くよりは全然マシでしょう?(笑)

小児科+○○科を受診しよう

精神科

(気軽に精神科を受診しましょう)

 

私は、起立性調節障害の治療のために
小児科と精神科(心療内科)を並行して受診することをおすすめします

起立性調節障害は夜になるにつれて元気になるので
1日中調子が落ち込むうつ病とは全然違うのですが
起立性調節障害にかかると、普通の日常生活が送れなくなってしまい
将来のことが不安になり精神的にまいってしまうから
うつ病とか不眠症とか、精神系の病気が併発しやすいです

なので私は、「起立性調節障害の専門医である小児科でメインの治療を行いつつ
精神科で精神的なサポートを受ける」
というのが
起立性調節障害を治すおすすめの方法だと私は考えます

思春期の子供は、精神的に不安定になる時期です
このような多感な時期に、短期的に回復するのが難しい病気にかかると
どんなにしっかりしている子でも、不安感を感じ
病気が治らないこと、普通の生活が送れないことに
イライラや焦りといったネガティブな感情がでてきます

小児科でも、患者さんと家族さんの心のサポートをしてくれると思いますが
心のケアなら精神科のお医者さんが適切です(眠れない時に飲む睡眠薬も処方してくれます)
起立性調節障害はうつ病と併発することが多いので
将来のことを考えた場合、うつ病予防のためにも早めに精神科を受診するのが良いでしょう

 

起立性調節障害の治し方

小児心身医学会によると、起立性調節障害の治療の流れは次のようになっています
①疾病教育
(病気の理解を深めて治療に進む)
②非薬物療法
(日常生活や運動、食事に関する注意点などを子供や保護者に伝える)
③学校との連携・指導
(担当医師が学校の先生に起立性調節障害に関する知識や対応を伝える)
④薬物療法
(塩酸ミドドリンやメチル硫酸アメジニウム、プロプラノロールを使う)
⑤環境調整
(家族や友達に理解してもらう)
⑥心理療法
(臨床心理士や専門外来の医師が担当。カウンセリングで子供と家族の心のケアを行う)

起立性調節障害は薬物療法と非薬物療法を組み合わせて治していきます
ただ、残念なことに起立性調節障害には特効薬がありませんし
「コレ」といった特効薬的な治療方法も、まだ確立されておりません

 

小児科や精神科に行けば、起立性調節障害の倦怠感や頭痛などの症状を緩和する
お薬をもらうことができるのですが
そのお薬の効果も、あまり期待できないのが現状です

薬

 

特効薬的効果をもたらすお薬も治療方法も見つかっていないので
起立性調節障害を治す為には、お薬だけに頼るよりも
日常の環境を整備して、総合的・長期的に見て治していくという方法が一般的になっています

起立性調節障害には特効薬もないし劇的な改善効果が見込める治療方法がありません
病気の理解が一番大事、理解が足りず
好きなように生活してほっといていると
症状が悪化することになりますよ!

どんな食べ物が症状の緩和に効くの?

起立性調節障害の子供の食事では
塩分水分の摂取が大事です
どのように・どれくらい摂取すればよいのかは
栄養士やお医者さんと相談することをおすすめします

塩分の効能
塩分は水分を体内に保持するため、血圧低下を予防する効果があります
特に起立直後性低血圧、体位性頻脈症候群に効果があるとされています
※起立性調節障害の人は、1日に塩分を10~12g程度摂取することが推奨される
頭に血と栄養を行き渡らせるために、ちょっとぐらい高血圧の人になることを目指しましょう
水分の効能
水分を摂取することで血流が良くなります
1日1.5~2リットルの水を摂るようにしましょう
水だけでなくスポーツドリンクやお茶などをバランスよく用いて構いません

ちなみに、甘いものは起立性調節障害の症状を悪化させるので
甘いお菓子やチョコレートはできるだけ食べない方が良いでしょう

薬が効かない、やめても良い?

最終的に薬を飲むか飲まないかは、薬を飲む人が判断するべきだと思いますが
自分の判断で勝手に薬の服用をやめるのはおすすめできません
薬の中には急にやめてはいけないものや
毎日飲むことで効果がでるものもあります

もし薬の効き目が実感できなかったら
そのことを医師に伝えて、医師の意見を聞いてから
薬をやめるか、続けるかを判断してください

不登校になってもひきこもりにはなるな!

起立性調節障害になると普通の生活は送れません
午前中は動けないから、普通の人のように
朝起きて学校に行くことは難しいと思います

最初は遅刻してでも学校に登校していたのに
段々行きづらくなり、不登校に・・・
なんていうケースはザラにあるようです

不登校になるのはしょうがないことですが
不登校になっても、ひきこもりにはならないようにしてください
起立性調節障害は夜になるにつれて具合の悪さは軽減してくるので
具合がよくなってから外に出て運動するとか買い物に行くとか
あまり家の中にこもらないようにして、外で気分転換をたくさん行った方が
気持ちが楽になり、うつ病との併発を避けられます

最近では中学生の子供が午後から通えるフリースクールも定着してきましたよね?
そういった場所を積極的に利用して、悩みを打ち明けられる友達を作りましょう
親御さんだって、子供をフリースクールに通わせれば
似た悩みを持つ保護者と仲良くなれます

もちろん、遅刻しても午後登校でも
「学校に行くこと」ができるなら、それがベストな選択ですが
難しいこと・できないことを無理やり行っても、それは長続きしないと思います
個人個人にあったライフスタイルを送りましょう


起立性調節障害に効くサプリの情報

キリツテインというサプリが、起立性調節障害の人に人気があるようで
このブログからもたくさんの方が購入されています

kiritsutain
(キリツテインの商品画像)

キリツテインにはL-テアニンとヘム鉄など
朝起きるのを楽にさせる成分が多数配合してあり
スッキリ爽快な朝を迎えるために使うサプリメントです

使用者の評判も上々で、サプリといっても効果はそれなりにあるようです
ちなみに起立性調節障害の人はキリツテインを
お守りがわりに使っています


キリツテインについての詳しい情報は
このキリツテインの記事を参考にしてください
キリツテインの販売店情報はこちらも購入の際の参考にしてください